拓也はもう大丈夫だよ。


ちゃんと前を向いているから心配することももうないだろう。


「頑張ってね」


今の私は応援することしかできないけど、応援することはできるよ。


誰よりも近くで応援してるからね。


「拓也!!」


「ん?由紀?」


「今の拓也一番かっこいい!!」


「はぁ!!?」


そう言うと拓也は派手に転んだ。