「今は…優しくしてやれる自信が無いんだ…!」


八つ当たりだってことも分かってる。


今の俺は最低だってこともだ。


だけど、俺には苦しすぎる。


俺は由紀の腕を引っ張ってベッドへと押し倒した。


「拓也…」


「何で俺ばかりなんだよ?俺なんかしたか?」


ただレギュラーに入っただけで


ただ先輩のお願いを断っただけなのに。


由紀に覆いかぶさる。