だけどそれは本当に一瞬ですぐいつもの顔に戻った。


「バスケ…好きなの?」


「まーな。なのに試合中に挫いてださいよな」


自分の足を見ながらつくづく思う。


「そんな事無いよ。かなりかっこいい」


「お前に言われたって嬉しくないのは何でだろうな?」


「ちょ、人がせっかく褒めてるのに~」


ほんとは嘘。


怪我してカッコいいなんて言われたの初めてだったからわりと嬉しかったりした。