「……」


掛ける言葉が無かった。


何も言えない自分がかなり悔しい。


だけど…これだけは言わせてほしいよ。


「でも…拓也が生きているだけで私はすごく嬉しい」


拓也がここにいてくれただけで私はとても幸せだから。


だから、そんなこと言わないで…。


「生きてる意味無いとか…悲しいこと言わないでよ」


「は…。同情かよ?」


「そうだよ」