――――…夢を見た。


桜の木の下で誰かと手をつないで立っている夢。


その人は私の方を見て笑ってくれた。


私はその人の事が大好きで、その人の笑う顔が見たくて


傍に居たくて私も一緒に笑っていた。


なのに気付けば君はもう居なくなっていた。


あたりを見回しても居ない。


いたと思ってもすぐに消えてしまっていた。