「俺の気持ちなんてお前にはわかんねーよ…」


はいはい、その言葉は携帯小説の中でだけにしてください。


「分からないわよ、あんたの気持ちはあんただけのものでしょ?なんで私があんたの気持ちまで知らなきゃいけないのよ」


あんたの気持ちはあんたのもので


私の気持ちは私だけのものなんだから。


「当たって砕ければいいのよ。後悔しても遅いんだから」


ポンっと私は翔太の背中を押す。


「けど…」



言葉をつづけようとする翔太の声遮る。