「智哉、ごめんね。いつも心配させて…。けど、
なんで、アタシ、智哉が天使の羽が欲しいって、打ってくれた時、理由を聞かなかったんだろっ」

アタシは自分を責めた。

「アタシが、自分のコトで精一杯だった時、
がんばれって応援してくれたよね。ホントは智哉も大変だったんでしょ。
分かってあげれなくて、ごめんなさい」

病室の窓から、
毎日、智哉が見ていたであろう、大空に向かって泣き叫んだ。