―ドンドン

「誰かいるのか?」

「授業、始まってるぞー」
先生が強く、扉を叩くと、
男子達は、その場から逃げて行った。

そして、先生も更衣室の中を確認するコトもなく、教室の方へ行ってしまった。
アタシは、やっとの思いで、体の自由を取り返し、
散らばってる服を掴んだ


「もうダメ。アタシ、汚れてる」

そう、泣き崩れたまま、その場から立つコトも出来なかった。