「ありがとう♪」

そう、メッセージを残し、ケータイを抱く様に眠った。


―次の朝。


アタシの下駄箱から、上履きが消えていた。


「くす、くす(笑)」
「なんかさぁー、上履きがないらしいよ(笑)」

「誰か、一緒、さがしてやればー?」

「やだよ〜」

「ほら、チャイムなるよ」

「いこ、いこ〜♪」

結局、

給食室脇のごみ箱でカレーの染みだらけになった、上履きは見つかった。


その日から、学校に私の友達は居なくなった。