気付いたら、もう朝だった。

「恋華。起きなさい」
お母さんが下の階で呼んでいるのが聞こえる。

顔を洗って、まだ眠たい目をこすりながら、下に降りる。

「お早う。お母さん」

お母さんは、アタシのために食パンを焼いてくれてた。

「ねぇ、恋華。最近、大丈夫?顔色が悪い気がするけど…。」
お母さんが言った。
「え…。大丈夫だよ〜。全然平気☆」

そう答えても、お母さんはまだ心配そうな顔をしてた……

「じゃあ、行ってくるね〜。」
「気をつけて、いってらっしゃいね」

これからまた学校だ……。