それからも、毎日、智哉の掲示板にメッセージを打っていた。

「ねぇ。智哉は今、何が一番欲しい?アタシはイギリスに留学したくて。だから、その費用かな」

いきなりの質問に、
智哉は少し考えると、恋華の掲示板にメッセージを残した。

「オレは天使みたく、背中に羽が欲しい」

羽?と思いながらも、恋華はすぐにメッセージを打ち 返した。

「アタシも欲しい!学校、遅刻しなくて済むしね(笑)」

恋華は毎日が楽しかった。