―ビルの屋上。


アタシは、

『助けて』って嘆きから、

段々、
『死にたい』


『楽になりたい』
って気持ちになった。


「そうすれば、お母さんに会える」


そう何度も心で呟いた。


〜♪〜♪〜♪〜

ケータイが鳴った。

きっと、智哉だね。


あれから、毎晩、励ましてくれてる。

アタシ、ろくに返事も打ってないのに…。

      お互い

  顔も本名も知らないのにね。