「真面目な話してるんですけど!」

「あっはは!…まああれやん。サワが根気強く話しかけたら、仕方なく仲良くしてくれるんやない?」

「仕方なくって…」

「仕方なくでもええやん。ひとりでおるよりましやろ。」

「おん…」

「それかもう、ほっとけばええやん。声かけてもありがた迷惑や言われるだけやん。」

「でもなあ…」

「ああもう!入部2日目にしてそんなん持ち込んでくるなや!さあ、発生練習するぞ!」

望月の隣に並んで声を出すサワ。

何が一番いいのかなんてわからないままだった。