ひと段落ついたところで鹿島が持ってきたお菓子を食べた。
「井上はずっとこんな様子なのか?」
「そうだな。」
「ふーん。」
「鹿島はいつまでこっちにいるんだ?」
「もうすぐ帰るよ。急に来たからさ、親にも言ってないし。」
「は!?」
「あとで連絡いれとくー。」
なんとまあ呑気な。
「あれ、井上笑ってる。」
「え、」
サワの表情は変わっていない。
「口角がさっきより2度上がってる。」
「うっそ!わかんねえんだけど!」
中井と二宮が覗き込む。俺も見たが、全然わからなかった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…