気がつけば、窓の外はもう明るくなっていた。 「鹿島、お前学校大丈夫か?」 「あー…そろそろ帰らなきゃまずいかー。くそつまらん授業だからサボってもいいけどな。」 「ちゃんと行けよ。」 「ほーい。…今岡、ひとりで大丈夫か?」 「おん。ありがとな。」 「学校終わったらまた来るわ。明日土曜だし。」 「おー。」 「ったく。井上さっさと起きろよなー。」 鹿島はサワの髪の毛をくしゃっとしてから出て行った。