もう過去は忘れよう。

「子供はもう諦めなさい。」

私は、両親にそう説得された。



そして、帰りの車の途中、交差点で止まってるすきに、車が走り出す直前に、

車から飛び降りた。全速力で・・・・・・

3車線だったが、なぜか運がいいのか悪いのか私は、はねられることがなかった。

必死で、逃げる私を、母親が追いかけた。

母親も号泣していた。

「お母さんが全部悪い。ずっと体調が悪くて、

あんたを守れなかった。ごめんね。」

「お母さんを許して・・・・これからはお母さんが守るから・・・」


母親の異常な泣き方に、私は少しだけ我に返った。


でも、この日の悲しさから、私の自殺未遂は、どんどん増えていった。