死ねなかった私は、私まで約束を破るのは嫌だったので、

それともう誰も知らないところへ行きたい。

そんな気持ちで・・・・・・


奴とは、一緒に住まなくてもいいから、

警察の生活安全課の勧めもあって、


山梨に行くことを決めた。




この決断は、あくまで病気の快復を願ってであった。


君たちのいる愛知を離れるのは、かなりの勇気が必要だった。


それを奴に私の覚悟を伝え、私は、チャンスを奴に与えた。





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でも、失敗だった。