―――――










「ねぇ…蓮。」


「はい。」







隔離―――というよりはただの引きこもり
いつもの部屋で何不自由無く生活をし一歩も外には出ない。


やはり娘には甘いのか
それとも…










「お父様は私に何をさせたいのかしら。」



「…私には分かりません。」







最近の蓮はこうだ。

何を問いただしても上の空のようで
まともな返事は返ってこない。


そのような蓮にだんだんと腹が立つ。










「つまらないわね…。」





この空間が今のは私にとって退屈
早く…出たいわ。