俺は目的地しか分からないバスに乗り込む。微かに冒険心が擽られる。

中型ながら乗車人数五人という少なさだった。

とりあえず手前から三列目の席に座る。

そしてゆっくり、彼女との軌跡を思い出していこうと思う。