それから週末を睡眠と食事と平泉との何気ないメールにほとんど使う。

確かに何気ないものではあったが、収穫はたくさんあった。

彼女の就きたい職業は看護士で、国公立大学に進学を希望している。

外進の友達は男では俺が初めてなのだそうだ。初めの挙動不審はそれらしい。

また、二つ上の姉がいるらしく彼女の家はお金持ちである。

小遣い+誕生日に三万、さらに姉の誕生日に便乗で二万、それに正月やらクリスマスやらでいくらか貰うのだから相当のものである。

俺なんか月五千円で賄うしかないんだ。

そんな情報を得て、遂に文化祭、体育祭が始まる。