机の前に正座して返信を待った。

しかし待つ時間は五分も掛からなかった。



ピリリリッ。俺らしいメール着信音がなり響く。着信音1。

電光石火の如く、俺の手が伸びる。

From平泉

来た。固唾を飲む俺。鼓動が早くなる。百メートルを全力で走っても及ばないくらいの早さであるような感じだ。


とりあえず見てみた。


『うん!よろしくね〜っ。』

これだけ。かろうじて二行。絵文字抜きで一行しかない。


俺の目が点になる。血の気が引いていったようだった。

「あ、そうだ」

波に乗る俺はさらに付け加えてみる。