「後のみんなは私たちが探してきた食糧を料理してね。」
有海ちゃんはにこっと笑うと真田君の服の裾をつかんで外に出て行った。
・・・なんか怖いんですけど。
「でもなんでミルクと木の実なんだろ。」
なんか、質素って言ったらまた有海ちゃんに怒られそうだから言わないけどなんで2人ともその二つにこだわるんだろう。
「それは、2人が妖精だからだとおもうよ。」
オカルト三守、いつからそこにいた!
背後に腕を組みながら唸った三守君がいた。
その隣には美しすぎる女医までいるし。
「妖精の好きなものはミルクとか木の実だからね。」
「よ、よく知ってるんだね。」
さすが、オカルトの領域は広いですね。