しばらく歩いていると妙な服を来た二人組が前から歩いてきた。



お城を出てからというもの周りはまた森ばっかになった。



妙な格好とか言ったけど、




よくよく見るとE組のクラスメートだった。



「有海ちゃんと茉綾ちゃんだ!」



伶麻奈が指をさしてやっとみんな気が付いたみたいだった。



「って、何その恰好。」



我に返ると結構派手で目立つ格好をしていた。




篠原有海(シノハラ ユウミ)ちゃんはくるぶしまである淡いパステルオレンジの長いシフォン調のワンピースに透けそうな黄色いカーディガンを肩にかけている。


そして、似ている衣装の田上茉綾(タウエ マアヤ)ちゃんは淡い黄緑色の膝までのミニ丈ドレス。特に飾りはついていないけどAライン調が」茉綾ちゃんの細い腰を強調していて後ろには純白の大きなリボンがついている。




そして、2人に共通して言えることは背中に薄桃色の羽がついていた。