「お前らが、男女の仲が悪いから村橋にほのめかしたんだよ。魔界に行ってみないかってな。たぶん、向こうの世界に戻ったらここでの記憶は消えてしまうけどな。」





「先生が黒幕の黒幕?」





「...黒幕とか、人聞きの悪い言い方するなよ。俺はお前らを心配してだな」





そして、見たことない微笑を見せた先生。








「俺が、最後の勾玉だ。」








先生がパチンと指を鳴らすと金色の勾玉が宙に浮かんだ。



でも、先生の姿はそのまま残っている。