「終わったみたいだな...」








三守君が歩いてきた。





「何が?」




私が訪ねるのと同時に長い綺麗な指が向こうを指した。



カコと夏ちゃんが泣き崩れている。




そして、その前に濃い桃色の勾玉。





「トナが...マスターが死んだんだよ」






恵美里が冷静な声で言い放った。