「恵美里が....今、私を撃たなかったのと同じ理由だよ。」






「柚子っ!」




二刀流銃を投げ捨てた恵美里が駆け寄って抱きついてきた。





「恵美里...やっと会えた。探しに来たんだよ」




「うん...ありがとう」




恵美里の顔がすぐそばにある。



その顔は怒った顔でも泣いた顔でもなく....



今までに見たことない満面の笑顔だった。