今まで頑張ってくれた男子に女子相手に戦わせるわけにはいけないから一応私も恵美里の相手をする。



でも...



「高藤さん、おかしくないか?」



「....ああ、今までの戦いと全く違う」




男子のほうからそう声がした。




「避けてるだけで全く攻撃していない___」





今まで何度も戦いの場を共にしてきた三守君がつぶやいた声がやけにこだました。




だって...


恵美里相手に攻撃なんてできないよっ....



大切な友達だもん、大好きなんだもん。