「意味のないことなんて何一つなかった。確かにここの世界で仲間の死を目の当たりにするのはつらかったよ?でも、そのおかげで深まった絆もあるの!」




「....」




「だから、無駄なんかじゃない。カコ、柚子。残念だけど2人を倒さないといけないみたいだね。ツラいけど、行くよっ!」




夏ちゃんの声でカコが立ち上がる。


カコに戦う力なんてあるのかな....




でも、そんなことにかまっている場合じゃない。



もう、既に最初のトナの攻撃が繰り出されていた。



空と同じ紫色の閃光が空中に散る。




それをカコと夏ちゃんの2人で相手をしていた。



立ち上がった私をずっと見つめていた視線。



「恵美里...、戦わなくちゃいけないの?」



そう問うた私の言葉を肯定するように恵美里が持っていた二刀流銃からも鉛の球が発砲された。