カーテンを引いたままの部屋に戻るのも嫌だし、

母の目の届くところにいるのも、いやだ。

これって、もう、出かけるしかない。

「ちょっと、買い物行って来る」

「ええっ?一人で!?」

「当たり前でしょう」

類は家を出た。