正確に言っておけば、
『朝起きて、顔を洗って、遅刻しそうだからご飯を急いで食べて、そんなときテレビに目を向ければちょうどやってる占い。』をのんきに見ている状態。

ははははっ…、
もうやばいな7時53分、笑うことしかできない…

「っげ…
何でこんなに順位悪いわけ!?」

さっき言ってた発言と、今の行動が矛盾した姉に小さなため息が出てきた、
それにすかさず気がついたお姉ちゃんが右の眉をつり上げた。

「何よ、なんか言いたいことあるわけ?」

朝からよくこんな喧嘩腰でいられるなぁ、とつくづく思った、
フフフ…なんかこんな血気盛んな姉は
たぶんお祖母ちゃん譲りなんだろう…

「ちょっとレオ!
聞いてんの?あんた!」

あたしはその言葉に少し反応した、

「お姉ちゃんまでその呼び方しないでよ…」
レオっていうのはあたしの呼び名、
「あんたがあたしの質問を無視してるからでしょう!」

っは、
普段は自分が無視してるくせに…

「レオ…
もう一回さっきの言葉キッチリ言ってみなさい、…」
「普段は自分が無視し…
あれ?」

どうやら声に出てたらしい。

「レ〜オおおおぉぉ!!!!」

姉が一瞬
髪の毛が蛇の女の人…
たぶんメデューサ、に
見えたのはあたしの目の錯覚なんかじゃないだろう。