「もぉ〜 冗談だってぇ〜
吏真ちゃん真面目すぎ」

「…………」

真面目とかって問題じゃないと思うのは気のせいだろうか?

「とりあえず今日は帰りましょ?」

あたしは無かったかのようなそぶりで 唯ちゃんを
外へと促した。

これ以上面倒事を起こさないために…





雑居ビルに帰ると

「お疲れ」

そう言って陽菜が 甘ぁいココアを入れてくれた。

「ただいま」

そう言って あたしはココアに口をつけた。