「はぁー。こよくんやっぱあの日以来変わったよね。私は昔のこよくんのほうがよかったな。すっごいリーダー力あって、ちょっとクールだけど皆の気持ちを一番に理解してあげて本当にすごい人だった。」
『......。』
俺はそんなやつじゃない...。
ただの弱虫だ...。
ドンッ......。
「痛ってぇーな!!」
美景がいかにも不良って感じのチャラチャラしたやつらと肩がぶつかった。
それにしてもこの男反応大袈裟すぎ。
「おい。骨折れちまったよー。イチャイチャして歩いてっから。ちょっと来いよ。」
どうみたらイチャイチャしてるように見えんだよ。
『行くわけ......。』
俺が止めようとしたが、美景が俺の前に手をだし「黙って。」と目であいづをした。
そして美景はおとなしく男達に付いていく。
何考えてんだこいつ......。
はぁー。
俺もしょうがなく付いていった。