「姫ちゃんーーー接客よろしく」

「あっはい」

うわっ こんできた

わたしが接客に行ったのは
チャラい感じの男の人たち

「うわっ 君 ちょーー可愛いね
メアド教えて」

えっ⁉

「あの………えっと………」

「当店はそのようなことは禁止
しているので ご了承ください」

霜………霜はいつも助けてくれるね

っとか思ってたら
霜に手をひかれて空き教室に
連れてかれた

「おい………」

こわい………ちょー怒ってる
迷惑かけたからだよね…

「ごっゴメン…迷惑かけて…」

「はぁ 俺はそんなことで
怒ってんじゃねぇんだよ

お前その格好ねらってやってんの?」

「はぁ? 意味わかんなんっ⁉」

最後まで話せなかったのは
口を塞がれたから 霜の口で

「んっ⁉ …ぁ…そ…う…ヤ……だ…」

好きでもないのにキスするの?
何回も!

もぉ やだよ………
苦しくて胸を押し返すけど意味はない

「…はぁ………はぁ…」

やっと離してくれた

でも
「なんで?なんでキスするの?
何回も! 好きぢゃないくせに‼
………わたしがどんな思いで…」

ヤバい泣けてきた

いそいで 教室をあとにした

廊下ですれちがう人には
すごいみられるけど
そんなの今はどうでもいい

学校を出て
いつも…いつも君と歩いている道に来た

そのとき 腕を掴まれる

振り向くと………
「………っ」