「ひなぁ、俺待ってたよぉ」
「こ こらぁっ
もぉダメだってばぁ!」
昨日と同じようにいきなり飛びかかって来たかと思ったら、私の胸に顔を埋めるようにギュッと抱き付いてきた慎吾くん。
単にふざけて、じゃれついてるだけのつもりかもしれないけど、ダメなものはダメなんだからぁ!
「慎吾くん!
そんな事より、私のケータイを返してよっ
あれないと、本当に困るんだよっ」
「えー?
なんだ、もうバレちゃったの?」
もうバレちゃっただなんて!
やっぱりそのつもりで隠しちゃったんだわっ
罪の意識もないような、ケロッとした顔で言ってくれちゃって。
私の気持ち、全然わかってないんだからぁ!
「ひなのケータイなら、いつも俺たちがニャンニャンしてるソファにあるよ?」
「っ!
と 取ってきてよっ」
「ヤだよ。ひなが自分で取りに行きなよ。
俺もう隠したりしないから」
「……………っ」
絶対、わざと誘ってるんだ。
だけど、もうその手には乗らないんだからねっ
「お おじゃまします!」
私は慎吾くんの腕から離れると、玄関をくぐって中へと上がった。
「こ こらぁっ
もぉダメだってばぁ!」
昨日と同じようにいきなり飛びかかって来たかと思ったら、私の胸に顔を埋めるようにギュッと抱き付いてきた慎吾くん。
単にふざけて、じゃれついてるだけのつもりかもしれないけど、ダメなものはダメなんだからぁ!
「慎吾くん!
そんな事より、私のケータイを返してよっ
あれないと、本当に困るんだよっ」
「えー?
なんだ、もうバレちゃったの?」
もうバレちゃっただなんて!
やっぱりそのつもりで隠しちゃったんだわっ
罪の意識もないような、ケロッとした顔で言ってくれちゃって。
私の気持ち、全然わかってないんだからぁ!
「ひなのケータイなら、いつも俺たちがニャンニャンしてるソファにあるよ?」
「っ!
と 取ってきてよっ」
「ヤだよ。ひなが自分で取りに行きなよ。
俺もう隠したりしないから」
「……………っ」
絶対、わざと誘ってるんだ。
だけど、もうその手には乗らないんだからねっ
「お おじゃまします!」
私は慎吾くんの腕から離れると、玄関をくぐって中へと上がった。