「ぼん…し…わら?
え、何て読むんだろう」
そもそも慎吾くんは私に名前で呼ばせたいからって、苗字は教えてくれなかった。
だから本名が書かれている保険証を見れば、いよいよ慎吾くんの事も馴れ馴れしく名前で呼ぶ事もないかなと思ったんだけど。
(珍しい名前なのかな。
読み方が、全然検討つかないや)
記載されている慎吾くんの名前として、そこには
盆子原 慎吾
そしてその下の被保険者氏名の欄には
盆子原 慎二
そう書かれていたわけなんだけど。
この被保険者ってのが、きっと慎吾くんのお父さんの名前だろう。
だけど、どちらにしてもこの苗字の読み方だけはわからない。
(…これじゃあ、まだ苗字で呼ぶ事はできないなぁ)
なんて読むの?なんて訊いたら、私が保険証を見ちゃった事がバレちゃうじゃない!
別にそんなつもりで見ようと思ったわけじゃないのに、変な誤解されたくないんだからぁ。
とりあえず私は保険証などのカード類とレシートくずをお財布に戻すと、中のお金を失敬してサラダ代をレジに入れさせてもらった。
(…ふぅ。
やれやれだよぉ…)
え、何て読むんだろう」
そもそも慎吾くんは私に名前で呼ばせたいからって、苗字は教えてくれなかった。
だから本名が書かれている保険証を見れば、いよいよ慎吾くんの事も馴れ馴れしく名前で呼ぶ事もないかなと思ったんだけど。
(珍しい名前なのかな。
読み方が、全然検討つかないや)
記載されている慎吾くんの名前として、そこには
盆子原 慎吾
そしてその下の被保険者氏名の欄には
盆子原 慎二
そう書かれていたわけなんだけど。
この被保険者ってのが、きっと慎吾くんのお父さんの名前だろう。
だけど、どちらにしてもこの苗字の読み方だけはわからない。
(…これじゃあ、まだ苗字で呼ぶ事はできないなぁ)
なんて読むの?なんて訊いたら、私が保険証を見ちゃった事がバレちゃうじゃない!
別にそんなつもりで見ようと思ったわけじゃないのに、変な誤解されたくないんだからぁ。
とりあえず私は保険証などのカード類とレシートくずをお財布に戻すと、中のお金を失敬してサラダ代をレジに入れさせてもらった。
(…ふぅ。
やれやれだよぉ…)