「ひ な、…食べてもいい?」
後ろから身体を抱き寄せられながら耳元でゆっくりと訊かれた慎吾くんの声に、早くも私の心臓はドキドキと爆発しそうになった。
あれ以来、すっかり毎度この調子なんだよ。
もちろん私も嫌じゃないから、そのまま食べられてるんだけど。
でも今日はその前に食べさせたいものがあって、持って来たものがあるのだ!
「ち ちょっと待ってねっ
実は来てすぐ冷蔵庫に隠してたんだけど…っ」
ちょっぴり照れ隠しのように私は慎吾くんの手から離れると、パタパタと冷蔵庫の方へと駆け寄ったの。
それからドアを開けて入れておいた紙箱を取り出すと、テーブルの上に持って行き蓋を開けた。
「1日遅れだけど、ケーキを買ってきたの。
慎吾くんと一緒に食べようと思って…ね」
紙箱の中には、小さいけれどイチゴのショートケーキが2切れ入っている。
今朝ケーキ屋さんに行って、真っ先にイチゴが目について決めてしまったのだ。
何だか真っ赤なイチゴが、不思議なくらいとても頭の中で印象に残っていたから…。
後ろから身体を抱き寄せられながら耳元でゆっくりと訊かれた慎吾くんの声に、早くも私の心臓はドキドキと爆発しそうになった。
あれ以来、すっかり毎度この調子なんだよ。
もちろん私も嫌じゃないから、そのまま食べられてるんだけど。
でも今日はその前に食べさせたいものがあって、持って来たものがあるのだ!
「ち ちょっと待ってねっ
実は来てすぐ冷蔵庫に隠してたんだけど…っ」
ちょっぴり照れ隠しのように私は慎吾くんの手から離れると、パタパタと冷蔵庫の方へと駆け寄ったの。
それからドアを開けて入れておいた紙箱を取り出すと、テーブルの上に持って行き蓋を開けた。
「1日遅れだけど、ケーキを買ってきたの。
慎吾くんと一緒に食べようと思って…ね」
紙箱の中には、小さいけれどイチゴのショートケーキが2切れ入っている。
今朝ケーキ屋さんに行って、真っ先にイチゴが目について決めてしまったのだ。
何だか真っ赤なイチゴが、不思議なくらいとても頭の中で印象に残っていたから…。