「わぉ!今日はリンゴサラダなんだ。
ヤッタねっ」
鶏肉に下味を付けている間、ボイルした卵とジャガイモをリンゴやハムにきゅうりと一緒にマヨネーズで和えてる所を、慎吾くんが顔を覗かせた。
「最近作ってないかなって思ってね。
あ、冷やさなきゃいけないから、まだ完成じゃないよっ」
「いいのいいの。
1個ちょーだい♪」
ボウルに入ってる中からカットしてるリンゴを1つ摘んだ慎吾くんは、そのまま口に入れた。
「うん、絶品!」
「もぉ、つまみ食いはダメだよ。
…………………!」
いたずらっ子のようにケラケラ笑う慎吾くんを見て、フッと笑ってしまった私だけど。
ふとあの事を思い出してしまい、私は慎吾くんに訊いてみようと思った。
「…そうだ、ねぇ慎吾くん。
前にリンゴサラダを買いに来てくれた時でさ、私間違って普通のサラダを出しちゃったって事あったよねぇ?」
何らかの手違いで、違うお客さんの口に入っちゃったリンゴサラダ。
確かに1つだけをリンゴ入りにしてパックしたのは間違いないんだけどね。
それを陳列の方に置いちゃったんだとすれば、慎吾くんに渡したものの方が普通のサラダだった事になるのだ。
すぐ次の日にでも突っ込んでくれたら良かったのに、特に何も言わなかったから間違った事に気付かなかったよぉ。
ヤッタねっ」
鶏肉に下味を付けている間、ボイルした卵とジャガイモをリンゴやハムにきゅうりと一緒にマヨネーズで和えてる所を、慎吾くんが顔を覗かせた。
「最近作ってないかなって思ってね。
あ、冷やさなきゃいけないから、まだ完成じゃないよっ」
「いいのいいの。
1個ちょーだい♪」
ボウルに入ってる中からカットしてるリンゴを1つ摘んだ慎吾くんは、そのまま口に入れた。
「うん、絶品!」
「もぉ、つまみ食いはダメだよ。
…………………!」
いたずらっ子のようにケラケラ笑う慎吾くんを見て、フッと笑ってしまった私だけど。
ふとあの事を思い出してしまい、私は慎吾くんに訊いてみようと思った。
「…そうだ、ねぇ慎吾くん。
前にリンゴサラダを買いに来てくれた時でさ、私間違って普通のサラダを出しちゃったって事あったよねぇ?」
何らかの手違いで、違うお客さんの口に入っちゃったリンゴサラダ。
確かに1つだけをリンゴ入りにしてパックしたのは間違いないんだけどね。
それを陳列の方に置いちゃったんだとすれば、慎吾くんに渡したものの方が普通のサラダだった事になるのだ。
すぐ次の日にでも突っ込んでくれたら良かったのに、特に何も言わなかったから間違った事に気付かなかったよぉ。