慎吾くんが高校生なのは、以前から見てきた制服姿でわかってたけれど。


え、16!?

て事は、昨日までは15歳だったのーっ!!?


背が、高いから?
だって、そんな子どもっぽく見えなかったんだもん!!





「………………っ」



待って 待って!

じゃあ私とは、誕生日が同じなわけなんだから…きっかり13歳差!?


うそぉ!!




「ひなぁ、プ レ ゼ ン ト」



「えっ、えっと…!」



そのあまりな年齢差に、すぐに頭がついていけなくなっていた。


だってだって!
慎吾くんは、私の初体験の相手だよ!

つまり、あの時の私は15歳の彼としちゃったのーっ!?


うひゃーっ!!




「…えっと、ごめんなさい。
プレゼント、何も用意してなくて…」



「ちょっ!冗談だよ!
ひなったら、そんなにマジメに落ち込むなよなっ」



「…や、落ち込むって言うか…」


「てゆーか、俺が欲しいのは、ひなだもんね」



「…ゎ…っ!」



急に背中に手を伸ばしたかと思ったら、慎吾くんは私の胸に抱き付いてきた。



「ひ な、食べちゃってもいい?」



「ぁ…」




13歳も年下だったのはビックリだったけど、私は今更別に構わない。



ただ…

それを慎吾くんが知っちゃったらと思うと…ちょっぴり怖くもなってきたの。