「俺さ告白されたんだ・・・。」

嘘でしょ・・・?

『そうなんだ・・。良かったね!』

私はわざと明るくふるまった。

「でさ。付き合おうと思ってるんだけど・・・。いいかな?」

『なんで私に聞くの?』

本当。なんでそんな事私に聞くのよ!

「俺。彼女できたらもうあんまりお前のこと見てやれないからさ。」

『私なら大丈夫だよ。1人で大丈夫だから・・・。』

ううん。本当は1人なんてダメ。

将がいてくれないと・・・。

将。行かないで・・。

「わかった!じゃあ返事してくるな!」

そう言うと将は私をおいて行ってしまった・・・。

『バイバイ。将。』

泣きながら言った私の声は届かない・・・。

ずっと好きだった人。さようなら。

私の恋が終わった高2の春―――