「「「きゃー!!聖羅様~」」」
「「「今日も聖羅様は綺麗だよな」」」



毎朝、校門をくぐると女子や男子からの歓声が学校内に響き渡る。




彼女は歓声を上げている人達に微笑み教室に向かった。




長い黒のストレートの髪に肌は透き通った白。しゅっとした輪郭に鼻は筋を通っていて、目はパッチリとおおきく、凛としていて可愛いよりも綺麗という言葉があっていた。




彼女は神宮寺聖羅(ジングウジセイラ)。高校2年生。容姿端麗、文武両道といかにも非の打ち所がなかった。