次の日ー・・・。

「ナツ!」
「きょ~た!おっは~」

ギュッ・・・

「え・・・?」
「あ、ごめん」
「ぜっ・・・全然!!」
「俺ら・・・」
「ぅん」
「・・・別れた」
「え・・・!?」
「俺、他に好きな人・・・いる」
「誰・・・?あ、ここじゃ言いにくい?」
「うん」
「じゃ、いつものとこで」

そして、裏庭へ・・・。

「で、誰?」
あ・・・たし・・・かな?///

「鈴山さん・・・」
「莉子先輩・・・?」
「ああ」
「な・・・んで?」
「憧れの人だった」

それは、入学式の日・・・。
優しくて、可憐で・・・綺麗な莉子先輩に惹かれてたらしい。これが恋心だってことには、気づいてなかったみたい。

「そ・・・か」
「///」
「が・・・んばって・・・・ね?」
「実は・・・今日会う・・・予定。」
「そか・・・」
「頑張ってみる」
「う・・ん応援するよ・・・」
「どした?」
「ふぇ!?」
「元気・・・無い」
「そんなことないよ?元気!!」
「そか」
「うん!!」

あたしは手を振って教室に行った。
頑張れ・・・・と言葉を残して。

あたしはその日、莢太を避け続けた・・・・。


ガッカリだよ。
あの人に憧れるのは分かる。
でも・・・
莢太はそんな人に左右されない人だと思ってた。
なのに・・・

「最悪・・・・」

あたしはこの日、
  莢太への恋心を消したー・・・