涙目の雅がベッドの横の椅子に座っていた。


「ここどこ…?てゆうか雅どうして?」


「病院。あたしが遊びに行ったら意識失ってた」


………………


「え、栄養失調かな…?」


「癌なんでしょ…?乃愛…だから藤波先輩と?」


「……………そうだよ、胃癌」


「なんで言ってくれないのっ…」


「心配かけたくなかったの」


雅は…あたしが死んだら悲しむかな?


「乃ー愛ちゃんっ」


あ゛。


「綾香先生…」


怒られる。