「病院行って、点滴でもうってもらいなよ」


「そうね、それがいいわ」


「でも「愛里は預かるから、嘉代と行っておいで」


また優しく笑う俊哉さん。


その笑顔が、あたしの涙腺をゆるませる。


「そうね、そうしましょう」


「大丈夫ですよ」


「乃愛ちゃん、生理ちゃんと来てる?」


来てません…


だって生理は心理状態で周期が変わるんだよ?

こんなぼろぼろな状態のあたしに、生理がきちんと来るはずないでしょ?


「来てないです」