「お仕事行ったよ」 あたしがそう言うと残念そうな顔をしてあたしの膝に座る。 あたしの朝はそんな感じ。 ……………だった。 「おはっ……あ…」 目が覚めると隣に恭の姿はなく、あたしを心配してくれた愛里が寝ていた。 「………恭…」 ……………あたしも、働かなくちゃね。 あたしが泣き虫で弱いせいで愛里は小さいながら人の気持ちをわかってあげられる。 ……本当に、いい子。 恭、もう慣れたかな?