「んーー……100%果汁ジュースのお店」


なに?


「どこ、そこ」


「あそこの看板」


恭が指差した看板に向かって歩きだした。



「本当、久しぶりだね2人っきり」


「だな…。甘えていいからな?」


「そうします」


最近、愛里ばっかりであたしは恭に甘えてない。


手を繋いでたのを離し、恭の腕に絡みつく。



「お嬢さん、なに飲むの?」


「メロン!」


「じゃあ、メロン一つとパイナップル一つで」