「いやだ」


絶対に、愛里には会わせたくない。


「なぜだ…?わたしたちの孫だろう?」


「あなたたちに…会わせたくない」


「っ…乃愛ッ…!」


今まで黙っていたお母さんが手を振り上げた。


「あなたって子は…!」


殴られる…。


あたしはギュッと目をつぶった。


「…………………娘に、そういう態度でしか接すれないんですか」


恭…


「俺は、あなたが乃愛に謝りたいって言うからわざわざ乃愛を呼んだんです」