久々に夢に両親が現れた。



両親がね…

涙を流してあたしに謝ってるの。

明らかに夢ってわかる夢。


どうしたのかな?

なにかあったのかな?



「パパぁ?」


なんて言う、愛里の声で目が覚めた。


「ママぁ、お電話ぁ」


「え」


電話…

パパって言ってたってことは恭から?


「もしもし?」


『あ、乃愛?』


「うん、髪切ったの?」


『…んなことよりさ…ちょっと…来てくんね?』


「?……うん」