家に到着すると、俺は荷物を部屋に運んで、乃愛を抱え上げる。


「…ん…ぁ、れ…?……」


「おう、起きた?」


「ん………ここどこ…?」


「家、着いた」


「……へ……?」


一瞬動きが止まり、状態を理解したらしい。


「お、お姫様抱っこ…!////」


って、顔真っ赤にしてたから。


「っと…あれ?」


両手で顔を隠した時に気づいたらしい。


エイのブレスレット。


「これ…恭が?」


「あぁ、もちろん」