アクセルを踏みこんでホテルに急いだ。


「乃愛」


「なに…?」


「……ごめん」


「あたしこそごめんなさい…」


なんでだよ…。


「騒ぎすぎてたよ「俺が」


乃愛の言葉を遮って少し大きな声を被せる。


「動物に…負けてると思って」


頭にはてなマークを浮かべてる。


「だーかーらー…」


ガッと乃愛の肩を引き寄せる。


「きゃっ…?」


「……俺のこと以外、考えてんじゃねーよ」


「恭、先輩…」