緩やかなカーブを右手に握ったハンドルで曲がる。


「ん、きょ…せんぱ…」


俺の口の中で暴れまわる指を舐めながら、横目で乃愛をちら見。


……………真っ赤な顔で恥ずかしそうにしてる。


かわいいなぁー……


っと。


「あっぶね」


「っ」


危ない車がいてよけた隙に乃愛に逃げられた。


「逃げんじゃねぇよ」


「だって…」


あの車許さん!


俺の至福のひとときをよくも!


「恥ずかしい、から…」